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「小児病棟付き添い食支援連絡会 えんたく」 第2回勉強会を開催しました

公開日:2024/02/20

    助成金の申請について、具体的な申請方法からその後のポイントまで講演いただきました

     
    「小児病棟付き添い食支援連絡会 えんたく」の連続オンライン講座の第2回勉強会が1月25日に行われました。
     
    この連続講座が目指しているのは、専門家や実績のある支援団体から運営ノウハウを学び、各団体の付き添い食支援活動の維持・向上を図ること。また、全国で同じ思いを持って食支援活動に取り組む仲間を増やしていくことです。

     

    連続講座 第2回 概要
    【日 時】1月25 日(木)19:00~20:30
    【テーマ】助成金の申請と獲得について
         ~助成金の申請・獲得にチャレンジ!どう選ぶ・申請のポイントは?
    【講 師】熊谷 紀良さん(東京ボランティア・市民活動センター)
    【活動事例紹介】インクルーシブ交流&付き添い入院応援「ぽこぽこトレイン」

     
     ※アーカイブはございません

     

    第2回目の参加者は36名。参加者のうち、食支援を実施している人は14名。実施していない人は12名でしたが、食支援活動を考えている人は10名いました。また、参加者の背景は、患者・家族支援団体関係者が16名と最も多く、第1回目の参加者も20名いることから、引き続き付き添い食支援に関心を持ってくれていることが伺えました。
     
    勉強会は、ファシリテーターを担当している当団体理事の渡辺から、「小児病棟付き添い食支援連絡会 えんたく」について紹介したのち、幹事団体の事例紹介(15分)、講師による講演(30分)、質疑応答(30分)と続きます。
    第2回勉強会は助成金をテーマに、東京ボランティア・市民活動センターの熊谷紀良さんを講師としてお招きし、事例紹介では幹事団体『インクルーシブ交流&付き添い入院応援「ぽこぽこトレイン」』の鋤田真樹子さんにご登壇いただきました。

     

    【事例共有】鋤田真樹子さん インクルーシブ交流&付き添い入院応援「ぽこぽこトレイン」

     


    鋤田さんからは、病気や障がいのある子の子育て経験をもとに団体を設立したことや、オープンスペース事業や付き添い入院サポート事業の活動をご紹介いただきました。この付き添い入院サポート事業は助成金も利用している活動とのことで、初めて助成金を申請してから採択されるまでの経緯とノウハウを共有いただきました。
     


    助成金の申請には、想像以上に提出書類が多くてとまどったこと、申請の過程で活動内容についてメンバーとじっくり考えることができたこと、そしてその経験があったからこそ今の団体の基盤が出来上がったという話に、助成金申請経験がある参加者からは大きな共感がよせられました。
     
     

    【講演】熊谷紀良さん 東京ボランティア・市民活動センター

     

    熊谷さんの講演では、助成金を出す側からの視点でお話を共有いただきました。
    助成金には、公的な基金や財団、民間企業、地域団体など様々な団体から提供されていますので、どのようなポイントを見て助成先を決めているかを話していただきました。

     

    自分の活動に合った助成金に応募する事も大切なポイントであり、具体的な助成金情報の探し方や、応募方法、申請書の書き方の注意点まで、助成金選考のポイントと合わせてとても参考になる情報を共有いただきました。
     

    熊谷さんは「助成金に採択されなかったとしても、決して諦めずにチャレンジしてください。採択されたときには活動を報告書やSNSでアピールすることで次につながります。また、不採択の理由はお伝えできなくてもヒントや別の助成金を紹介してくれることもあります」とエールをおくってくださり、参加者は行動することの大切さを改めて感じたようでした。

     

    講演後の質疑応答も、第1回と同様に活発に質問があがり、時間が足りなくなる充実した勉強会となりました。今後も立場を超えた「えんたく」という繋がりを広げていきたいと思います。
    お忙しい中ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

     

    丸いテーブルを意味し、円卓、縁卓といった漢字をあてはめることができます。非日常が続く小児病棟でも美味しいごはんの差し入れで、親御さんが病気のお子さんと同じ食卓を囲み、そこに笑顔が生まれることを願って活動している私たちの想いを体現しています。また、NPO団体、小児医療関係者など、付き添い食支援活動に縁ある者がみんなでテーブルを囲み、立場や役職に関係なく、意見交換や協働作業を行える場になることを願って名付けました。

    ※本事業は「タケダ・ウェルビーイング・プログラム2023」の助成をもとに実施されています。
     

    第3回勉強会は2月に行います。テーマは「衛生管理」です。ご関心のある方は、ふるってご参加ください。
    (※事前申し込みをした方のみ、当日都合が悪くなって参加できなくなっても次の勉強会までの期間はアーカイブ視聴ができます)
     

    連続講座 第3回 概要
    【日 時】2024年2月22日(木)19:00~20:30
    【テーマ】初心者だからこそ押さえておきたい 「衛生管理」きほんのき
    【講 師】可野 倫子さん(大妻女子短期大学講師)
    【食支援活動事例紹介】一般社団法人Kukuru
    【申し込みフォーム】https://zfrmz.jp/uRBZxDejMkDj8bIdZXRF

     

     

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