NPO法人キープ・ママ・スマイリング:病気の子どもや発達がゆっくりな子どもを育てるお母さんを応援します!

私たちの活動

病気の子どもや発達がゆっくりな子どもを育てるお母さんが笑顔で子どもと向き合えるために。
私たちの活動をご紹介します。

目指す世界〜ビジョン〜

キープ・ママ・スマイリングの目指す社会

私たちは、病気の子どもや発達がゆっくりな子どもを育てるお母さん・家族が笑顔でいられる社会、地域で安心して子育て・生活ができる社会を目指し、これからも挑戦し続けます。

活動のきっかけ

キープママ理事長光原の個人的な体験から始まりました。

生まれてきた子どもに先天性の疾患が見つかったことから「当たり前」と思っていた出産、産褥期、子育てが大きく変わりました。
いくつもの病院で子どもと共に泊まり込んで暮らす日々の中で気がついた医療の隙間に落ちる課題「付き添い家族の置かれる過酷な環境」。付き添いの日々に疲弊し体を壊すことがないよう、制約が多い付き添いの環境をよりよくし、子どもと家族中心の看護が実現されることを目指して、2014年11月、NPO法人キープ・ママ・スマイリングは設立されました。

小児病棟で付き添い者が置かれている環境

付き添い入院の日々をご存知ですか?

病院によって面会・付き添いに関するルールは異なりますが、多くの小児病棟で24時間付き添い、泊り込みが可能です。実態として、付き添いを要求されるケースもあります。
看護サービスは診療報酬体系の中で「看護料」として評価、2000年には、「看護料」が「入院基本料」の中に含まれるようになっていますが、多くの親御さんは自ら希望して、場合によっては病院から要望されて、泊まり込み子どものケアをしています。
当団体理事長は、娘たちに付き添いいくつもの小児病棟で泊まり込んだ際に、付き添い者の置かれている環境は病院ごとにかなり異なると知りました。多くに共通するのは、寝返りも打てない簡易ベッドや、夜中の絶え間ない電子音や看護師さんの巡回による睡眠環境の過酷さ。また、日中も授乳やオムツ替え、沐浴はもちろん、検査や回診対応など気の抜ける時間もなく、自分の食事やシャワーの時間を取ることも大変であるということでした。

付き添い者の食事事情とは

多くの病院では、付き添いのお母さんにはご飯は出ません。
多くの病院で、お母さんは入院する子どもに付き添い、一緒に病室に泊り込むことが可能です。男性が付き添い宿泊できない病院もあり、やはりお母さんへの負荷が大きくかかりがちです。
病児には病院食が出ますが、付き添うお母さんは病人ではありませんので、食事は出ないことが多いのです。有料で付き添い食を出してくれる病院もありますが、数は多くないのが現状です。

野菜不足でコンビニ中心の食生活・・・お母さんは体を壊してしまいます。

お母さんたちは子どもが眠った隙にコンビニや売店に走り、自分の食事を調達します。なんとかバランスを気をつけて買うものを選ぶお母さんもいる一方、経済的にも精神的にも自分を疎かにしてしまうお母さんもたくさんいます。
カップラーメンばかり食べたり、偏った栄養となってしまうお母さんは倒れてしまうのです。
特に、病棟で生活をしていると、どれだけ気を使っても野菜不足になります。一年中温度が一定な病棟にいると、季節感も失われてきます。季節の野菜、というものを食べることはとても難しいのが現状です。

そこで、 子どもの入院に付き添うお母さんを料理で応援する活動「ミールプログラム」 をはじめました。

小児病棟で付き添い家族を「食」で支援するミールプログラム「ミールdeスマイリング」

ミールプログラムについて

2015年夏より、入院中の子どもに付き添うご家族が滞在する施設「ドナルド・マクドナルドハウスせたがや」にて、滞在中のご家屋へ夕食を作成する活動をスタート。2020年4月までに開催された回数は70回を超え、のべ2,500名以上のお母さんやご家族へお食事を届けることができました。
 
また、2018年からは聖路加国際病院小児科病棟でも手作りお弁当の配布がスタートし定期的に病棟へお届けしています。

多くの方に支えられ継続しています

2020年4月までに250名を超える調理ボランティアスタッフの方々にご参加頂きました。毎回笑顔で楽しく、心を込めて調理しています。
また、多くの企業様から食材や調理器具のご提供を頂きました。温かなご支援をありがとうございます。

<これまでご寄付くださった皆様>
株式会社メイセイトレーディング様、株式会社ノバレーゼ様、ル・クルーゼ ジャポン株式会社様、株式会社飯田様

メニュー作成&調理指導

・米澤文雄シェフ(THE BURN料理長)
2015年より定期的に開催。シンプルな味付けなのにレストランの味!
 
・可野倫子先生(管理栄養士)
春夏冬休み期間に中高生ミールプログラムを開催。優しい指導にリピートする学生さん多数!
 
・細田明美先生(管理栄養士、東京医療保健大学)
細田ゼミでは病児ママの栄養についてを卒業研究に。病児ママの栄養状況を調査しながら美味しい料理でサポート!

全国には、 今も、小児病棟で付き添い中のお母さんがたくさんいます。

一人でも多くの病児ママを 美味しい料理で応援したい! 「ミールdeスマイリング」プロジェクトスタート

全国の小児病棟で付き添い入院中のお母さんにお届けするために

小児病棟にてお子さんに付き添うお母さんへ野菜たっぷりの料理を届けるために、衛生面でも安全性も考慮し、レトルト化を検討しました。 株式会社カンブライト社の協力を得て、ミールプログラムで長くご支援くださる米澤文雄シェフに監修いただき、缶詰での商品開発が2018年夏にスタートしました。

美味しい料理でお母さんを笑顔に、の思いを込めて、商品名は「ミールdeスマイリング」に。

米澤文雄シェフ監修の4種類のメニューが完成!

試作を重ね、ついに、4種類のメニューが完成しました!
第一弾「ミールdeスマイリング」
 
・にんじんとオレンジの食べるスープ
・大豆ミートキーマカレー
・豚肉のりんご煮
・ニシンの野菜スープ煮

2019年11月から佐賀大学病院で配布スタート

全国最初に配布がスタートしたのは佐賀大学医学部付属病院小児病棟。小児病棟で泊まり込むご家族に毎月1回キープママスタッフが手渡しでお届けしています。
 

初回配布の様子は 2019.11.5 佐賀大学で配布開始!贈呈式を行いました。 をご覧ください。
2020年6月には、東京医科歯科大学付属病院の小児病棟でも、缶詰お届がスタートしました。

 
全国の小児病棟で入院中の子どもに付き添うお母さんやご家族を美味しい料理で応援する 「ミールdeスマイリング」プロジェクト。これからも、一人でも多くのお母さんにお届けできるよう 配布先を増やして参ります。

調査・提言

病気の子どもや発達がゆっくりな子どもを育てるお母さんが笑顔で子どもと向き合えるために、現状を調査・把握し、小児病棟における付き添い者の置かれた環境について広く知られるよう働きかけ、また、より良い環境となるよう提言していきます。

聖路加国際大学大学院 小児看護学と協働で「全国の付き添い家庭の実態調査」実施

私たちは付き添い者の現状を明らかにし、医療関係者とともに支援のあり方を考えるために、聖路加国際大学院小児看護学(小児看護学 教授)と協働で「入院中の子どもの家族の生活と支援に関する実態調査」(調査機関19年12月23日~20年2月29日)を実施しました。全国の付き添い経験者1555人より回答を頂きました。ご協力いただきました皆様、ありがとうございました!2020年秋を目標に調査結果を分析し、今後の小児病棟における支援体制の整備などの提言に活用していく予定です。

キープ・ママ・スマイリング独自調査「入院中の子どもと付き添い家族の困りごとや不安について」実施(2020年4〜5月)

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、活動を通して入院中のお子さんに付き添っていらっしゃるご家族からさまざまな不安や困り事に関する声が聞こえてきました。しかし、病院ごとに付き添い者への対応やルールは異なり、その実情を正確に把握することができませんでした。そこで、実情に即した適切な支援を行っていくために緊急アンケートを実施いたしました(2020年4月20日~5月15日)。
4月30日時点までの回答をまとめた報告書については、「入院中の子どもと付き添い家族の困りごとや不安について」に掲載しています。
さらに、この調査結果を踏まえて求められる支援について検討し、「小児病棟の子どもたちへのおもちゃ・絵本の寄付」「オンライン面会支援」「長期付き添い者の生活応援物資の配布」を新たな支援策として行うことを決定しました。
▶小児病棟へ本・DVD・ゲーム・おもちゃの寄付のお願い

▶長期付き添い生活応援物資の配布に向けて商品ご寄付のお願い

キープ・ママ・スマイリング独自調査「子どもの入院への付き添い体験に関するアンケート」実施(2019年4〜5月)

子どもが入院すると、子どもだけでなく家族にも様々な影響を与えることがこれまでの調査から判明しているものの、付き添い家族(特に負担の大きい母親)から直接、実体験を聞き取る調査はあまり行われてきませんでした。そこで、NPO法人キープ・ママ・スマイリングでは、2019年4月に独自にウェブ調査【子どもの入院への付き添い体験に関するアンケート】を実施。全国から222名の回答が寄せられました。
●体調について
→1か月以上付き添い経験者の72%が体調を崩した経験ありと回答
 
●睡眠状況について
→すべての付き添い経験者の78%が寝不足だったと回答
 
●食事の栄養状況について
→すべての付き添い経験者の80%が栄養不足だったと回答
 
●経済的不安について
→1か月以上付き添い経験者の69%が経済的な不安を感じたと回答

アンケートの結果については、独自調査【子どもの入院への付き添いに関するアンケート】結果のご報告に掲載しています。

メディア掲載

私たちの活動が紹介されたメディア情報をお知らせします。

2020年5月12日(火)TBS Nスタ・news23「闘病中の我が子に会えない 家族の苦悩」にて私たちの活動が紹介いただきました

コロナウイルスの影響で、面会制限が行われる小児病棟が増えています。キープ・ママ・スマイリングで急遽調査を行なった「新型コロナによる付き添い環境変化による病児・付き添い者の不安や困りごと」の結果提供など取材協力させていただきました。私たちの活動についてもご紹介いただいています。

取材で登場くださったお母さんたちは、キープママで実施中のアンケートにご協力くださった方の中から取材協力OKと言って下さった方々です。
とても辛い状況の中、この状況を知ってもらいたいという思いでお受けくださりました。心より御礼申し上げます。

プレスリリース

キープ・ママ・スマイリングより発表したプレスリリースをご紹介します。

■2020年11月11日(水)

キープ・ママ・スマイリングは、緊急コロナ支援として、入院中の子どもに面会できない生活困窮世帯・ひとり親世帯へ親子分離の状況をなくすために「オンライン面会」環境を無償提いたします。

■2020年10月20日(火)

キープ・ママ・スマイリングと石井食品株式会社は、2020年10月31日(土)14:00よりオンラインイベントを開催します。

■2020年10月1日(水)

キープ・ママ・スマイリングと石井食品株式会社は、11月1日(日)より、共同開発した無添加調理&ヴィーガン対応の野菜「potayu chef(ぽたーゆ シェフ)」を新発売します。

■2020年10月1日(水)

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、さらに悪化している付き添い者の生活環境と向き合い、入院中の子どもと一緒に長期泊まり込み看護をされているご家族1000名を対象に2020年10月5日~2021年3月31日までの期間「付き添い生活応援パック」を無償提供いたします。

■2019年12月16日(月)

聖路加国際大学大学院看護学研究科の小林京子教授と協働し、2019年12月23日より全国の小児病棟に入院中の子どもに付き添い看護をしている、もしくはしていた家族(母親・父親など)に対して「入院中の子どもの家族の生活と支援に関する実態調査」を開始します。

■2019年10月23日(水)

全国の小児病棟で入院中の子どもに付き添うお母さんを美味しい料理で応援する活動「ミールdeスマイリング」缶詰の無償配布が佐賀大学付属医学小児病棟から<11月5日(火)>にスタートします。