札幌北楡病院にクリニクラウンの「見守り支援」をお届け
11月1日、プレイルームや病室に道化師がやってきた!
2024年5〜6月に実施した「#みんなで小児病棟を支えよう」クラウドファンディング支援先の20病院のひとつ、北海道の札幌北楡病院に“見守り支援”をお届けしました。
今回うかがったのは、「認定NPO法人日本クリニクラウン協会」のクラウン(道化師)たち。小児病棟わくわく応援団の心強い仲間でもあります。
クリニクラウンとは、病院(クリニック)を訪問する道化師のこと。同協会は、「すべてのこどもにこども時間を」を合言葉に、赤い鼻がトレードマークのクリニクラウン(臨床道化師)を小児病棟に派遣し、入院しているこどもたちがこども本来の生きる力を取り戻し、笑顔になれる環境をつくるために2005年から活動しています。
当日は、キャシーとうえちゃんの2名のクラウンが病室やプレイルームを練り歩き、ふだんの病棟と雰囲気が一変!
子どもはもちろん、ドクターや看護師、付き添いのご家族、保育士や院内学級の先生、清掃スタッフなど、病棟内にいるすべての人と関わることで、緊張をほぐし、人と人をつなぐきっかけをつくります。
病院の師長様から️いただいた感想
先日は当院を訪問していただきありがとうございました。5年ぶりの訪問ということで、ようやくクリニクラウンさんに直接お会いすることができてスタッフも本当に嬉しい限りでした。
いつもWEB訪問でクラウンさんに会っている子どもたちは、はじめは「ピンクのタブレットは?」とまた直接会えることを実感していない様子でしたが、実際にクラウンさんと会うと目をキラキラさせて見ていました。今回プレイルームで集まり、中高生以上の患者さんも参加し一緒に盛り上げてくれたことで、にぎやかで笑顔が絶えない時間でした。
気が付けばクラウンさんとの距離も縮まり、輪になって本当に楽しそうでした。皿回しをしていたお子さんの親御さんは、「普段はこんなに前に出たがらない、あんな姿初めて見ました」と我が子の意外な一面を知り驚いていました。また、お部屋に訪問された子どもたちは、クラウンさんとクイズをしたり踊ったりしている一瞬で笑顔になっていたのが印象的でした。小児外来では、通りがかりの他のスタッフや患者さんまで楽しませていただき、受診が終わったご家族が「楽しかったね」と笑顔で帰られていました。
子どもも大人も関係なく笑顔になれる時間は、病院にいる中でも本当に素敵な経験だと思います。一人ひとりの子どもたちの個性を引き出してくれるクラウンさんに私たちも本当に勉強になります。これからもたくさんの子どもたちとそのご家族に素敵な「こども時間」が届けられますよう応援しています。そして、当院でもまたクラウンさんと過ごす時間を楽しみにしています。今度ともよろしくお願いいたします。
(保育士・スタッフ一同)
いただいた応援はこうして生きた支援となり、病院の子どもたちとご家族のもとに届いています。クラファンにご協力くださった皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。
病院支援は食支援コースや睡眠支援コースもあり、引き続きお届けの様子をご報告していきます。