Smiling Family Days 2023キャンペーンのご報告
プレゼント提供32種242個、募金額は12万円以上。
今年で3回目となった「Smiling Family Days」キャンペーン。期間は母の日(5月14日)から父の日(6月18日)までの6週間。特設サイトを設け、「病気の子どもを育てる家族の実情や、小児病棟における付き添いの現状について広く知らせ、社会課題として認識してもらおう」と、イベントやキャンペーンを展開しました。活動結果をご報告します。
■ネットde拡散大作戦 プレゼントキャンペーン
今年初の試みとして、「#あなたもつきそい応援団に」をつけてSNSで拡散してくれた人に抽選でプレゼントが当たるキャンペーンを展開。多くの企業や支援者の皆さまが、素敵なプレゼントの提供や募金箱の設置にご協力くださいました。多くの企業や支援者様のご協力で、32種のプレゼントが集まり、のべ242個分を提供していただきました。
なお、キャンペーン中に募金箱を設置してくださる店舗様は32か所と昨年を上回り、総額122,177円(6月末時点)の募金が集まりました。日々の活動に大切に使わせていただきます。この場を借りて御礼申し上げます。
想像以上の反響がありましたが、特に嬉しかったのは、今まで少なかった“当事者ではない方による”付き添い入院についてのSNS投稿が見られたこと!周知や拡散にご協力くださった皆さま、ありがとうございました。
■「つきそい応援団大賞」が決定!
シェア・投稿されたSNSの中から最も素晴らしい拡散内容にたいして贈る「つきそい応援団大賞」も決定しました。yuz様の以下のツイッター投稿です。おめでとうございます!
<お礼と講評>
今回のキャンペーン中は、付き添い経験があるたくさんの方から、具体的なエピソードや思いを拡散頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。また、「一人でも多くの方に知って頂きたい」との思いでキャンペーンを実施したので、経験がない方からの拡散には勇気づけられました。
yuz様の投稿は、かつて自分が子どもだった頃、入院していたときのことを思い出し、母親に付き添ってもらうことの嬉しさ、そしてお母様への感謝の気持ちを共有されています。子どものための付き添いでありながら、こうした子どもの視点が置いてけぼりになっている風潮がとても気になっている私たちにとってyuz様のツイッター投稿は、この課題を改善していくうえで大事にすべきものが何かを社会に再認識してもらう機会にもなったと感じています。
私たちが大切にしたいのは、まさにこの子どもの“安心なきもち”です。病気で心細いとき、お母さんやお父さんが近くにいてくれる安心はとても大きいはずです。でも今思えば、親自身も心身が疲弊してよるべない気持ちになっていたかもしれないんですよね…。
親が厳しい付き添い環境の中で、笑顔を失うことがないように。
親もまた健康を損なうことなく、子どもに付き添える(付き添えない時は任せられる)安心を。
引き続き、「こどもをまんなか」にしたワンチームとして、付き添う親や小児医療関係者、国と手を携えながら、私たちにできることを全力で取り組んでいきます。応援ください。
(理事長 光原ゆき)
■キャンペーン中、3つのイベントを開催
小児病棟わくわく応援団サミット「病院と応援団がわくわくでつながる90分」(5/14)
小児病棟に入院する子どもやその家族・きょうだいを応援する6つの団体がオンラインでつながりました。それぞれの活動がわかるだけでなく、思いやメッセージがぎゅっと詰まった90分で、思わず胸がぐっとなるようなイベントとなりました。
食支援好事例共有シンポジウム「美味しいごはんで付き添い家族を応援!」(6/3)
「付き添い家族を美味しいごはんで応援したい!」と、全国各地で食支援に取り組む団体が立ち上がっています。「自分も食支援をしたい」と考えている人が一歩を踏み出し、その輪が広がるよう好事例を共有。具体的なノウハウがあふれる有意義な場となりました。
付き添い白書を読む会「3,643人の声から付き添い家族の実態とその課題を知る」(6/18)
6月1日に記者発表した「入院中の子どもに付き添う家族の生活実態調査2022」結果の概要。それを一般の方向けに詳しく説明する報告会を行いました。本調査だけでなく、付き添い制度の歴史や課題の整理も含めて解説。付き添い家族や医療関係者、メディア関係者など、幅広く50名以上の方がご参加くださいました。
各イベントにご参加くださった皆さま、ありがとうございました。