活動レポート
2022.07.12ニュース

2022年SmilngFamilyDaysキャンペーンのご報告

2022年SmilngFamilyDaysキャンペーンのご報告

私たちは、病気の子どもを育てる家族の実情や小児病棟における付き添いの現状について一般の人々にも広く知ってもらい、この問題を社会課題として認識してもらうための啓発活動にも取り組んでいます。この啓発活動として今年も母の日(5月8日)から父の日(6月19日)までの6週間にわたり「Smiling Family Days」キャンペーンを展開いたしました。
 
今年はキャンペーン特設サイトを開設​し、クラウドファンディングを実施​したほか​​、さまざまなイベントも行い、非常に盛りだくさんの内容となりました。このキャンペーンにご協力いただいた関係者の皆様、イベントに参加してくださった皆様のおかげで、今年もキャンペーンが実施できたことを心から感謝申し上げます​。​本当にありがとうございました。ここにキャンペーンの概要をご報告いたします。
 
NPO法人キープ・ママ・スマイリング
理事長 光原ゆき・スタッフ一同

キャンペーン特設サイト:付き添いママを支える患者支援者情報を掲載

キャンペーン特設サイトには期間中に​18​21名の方が訪れてくださいました。
 
このサイトでは、土地勘のない場所で心細い思いをしているご家族が何らかのサポートを受けられるように、その地域の支援団体とつながるための情報源として利用していただくことを目的に【Supporters/病児・家族のサポート団体】のコーナーを設けました。
 
このコーナーには58の支援団体が登録してくださり、この情報をご覧になった皆さんには「初めましての団体から馴染みのある団体まで、さまざまな団体を知ることができてよかった」と、とても好評でした。この支援団体​情報は、9月にオープン予定の「付き添い家族のためのクチコミサイト」に移設し、引き続きご活用いただきます。

キャンペーンロゴ&動画につきまして

病気の子どもとその家族を、医療者、NPO団体、ボランティア、地域の人たちなど、いろいろな人が支えることで、その笑顔が広がっていく世界を表現しました。
 
キャンペーンロゴの作成は、昨年に引き続き、アートディクレターの長浜孝広さんが心を込めて制作してくださいました。
 
そして、このロゴの世界観を動画にしてくださったのはSPECTRUM(スペクトラム)株式会社さんです。いずれの制作も無償でお引き受けくださいました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
制作費にかかるはずだった費用は、付き添いご家族の支援に大切に使わせていただきます。

5月21日 Your School共同企画 オンラインセミナー「病気の子どもの学びをどうサポートする?〜学校の先生や病棟スタッフと協力して親にできること〜

入院中の子どもの学習支援に取り組むNPO法人Your Schoolとの共同企画で、病気の子どもを育てるご家族を対象にオンラインセミナーを開催しました。ご家族のほか、小児病棟でボランティア活動を行う大学生、看護師、NPO団体スタッフなど、各地から約60名の方がご参加くださり、セミナー講師の副島賢和先生(NPO法人Your School理事​・​昭和大学附属病院内学級さいかち学級担当・昭和大学准教授)のお話を伺いました。

セミナー講師の副島賢和先生(写真左上)、司会の吉田輝々さん(NPO法人Your School 理事長/写真右上)。コメンテーターとして理事長​の​光原ゆき(写真下)も登壇しました。

5月22日  協働推進プロジェクト オンラインシンポジウム「NPO・地域の力を活用して病気の子どもとその家族をもっと笑顔に!」

聖路加国際病院チャイルド・ライフ・スペシャリストの三浦絵莉子さん、成田赤十字病院小児科副部長の寺田和樹先生をシンポジストにお招きし、NPO団体との協働のあり方について話し合いました。
 
全国から約100名の方が参加され、看護師、医師だけでなく、NPO団体の方もたくさん参加されました。実例に基づいた本音トークに「今後の協働や連携の参考になった」と多くの参加者から高評価をいただきました。また、小児病棟との連携を望んでいる各地のNPO・支援団体18団体のご紹介もしました。

シンポジストに聖路加国際病院CLS・三浦絵梨子さん(写真左)、成田赤十字病院小児科副部長・寺田和樹さん(写真右)をお招きし、司会は理事長の光原ゆきが務めました。

6月4日 トークショー&ミニライブ「音楽のチカラで病気の子どもを育てる家族を元気に!

北千住マルイにおいて、「医療的ケア児」と呼ばれるお子さんを育てるお母さんのお話を聞くトークショーと歌手の一青窈さんをお招きしたミニライブを開催しました。
 
真夏のような天候にも関わらず、会場には大勢の観客が集まり、小さなステージを囲みました。また、医療的ケア児のお子さんとそのご家族にも最前列で観覧いただきました。ミニライブの様子はYouTubeで配信し、小児病棟のお子さんや付き添いのご家族にも一青窈さんたちの美しい歌声を届けました。

トークショー(写真左)には、mogmog engineの加藤さくらさん(左)、全国医療的ケアラインの宮副和歩さん(中央)が登壇しました。ミニライブ(写真右)では、元ル・クプルの藤田恵美さんも飛び入り参加され、一青窈さん(右)の名曲「ハナミズキ」を合唱しました。

トークショーの動画はこちらからご覧いただけます
ミニライブの動画はこちらからご覧いただけます

6月11日、12日フードドライブinイオンモール幕張新都心

イオンモール幕張新都心のイベントスペースにて家庭で余っている食料品を寄付していただくフードドライブを実施しました。2日間で集まった約200食の食料品は、メッセージカードを添えて「付き添い生活応援パック」に同梱し、全国の小児病棟で付き添い生活を送るお母さんやお父さんにお届けしました。

6月19日「地域のチカラで病気の子どもを育てる家族を元気に!」

私たちの地域拠点がある佐賀市で一般向けの啓発イベントを開催しました。「お弁当deスマイリングin佐賀大学病院プロジェクト」でタッグを組むディアーズブレインさんが会場(結婚式場・佐賀スィートテラス)を提供してくださり、九州北部で活動を行う15の支援団体がブースを出展し、各団体による活動紹介も行いました。
 
さらにゲストでお招きした佐賀大学医学部附属病院小児科教授の松尾宗明先生から佐賀県内における病気の子どもたちと家族の日常についてお話を伺い、一般の方にもできるサポートについてみんなで考えました。

6月6日、10日、13日、20日ちあふぁみ!×KMS キッチンカー㏌神奈川県立こども医療センター

神奈川県立こども医療センターの付き添い家族にキッチンカーによる食支援を行い、出来立ての温かい食事を届けました。これは同センターに勤務する医師ら有志の支援団体「ちあふぁみ!」との共同企画・運営によるものです。13、20日は患者・家族滞在施設「リラのいえ」にも協力していただき、同施設の駐車場で実施し、地域のみなさんとの交流も図りました。

キッチンカーは医療従事者のかたにも好評でした。「お弁当deスマイリング事業」に協力してくださっているメルコーポレーションもキッチンカーを出店してくださり、売り上げの一部をご寄付くださいました。

クラウドファンディング 300万円の目標を達成しました!「その経験をチカラに。付き添い家族を応援するクチコミサイトをみんなで作りたい」

キャンペーン初日の5月8日から開始したクラウドファンディングは、約1か月後の6月13日にファーストゴールの200万円を達成し、最終的には268名の方にご支援いただき、ネクストゴールの300万円を大きく上回る320万4,700円で終了いたしました。ご寄付してくださった方をはじめ、43日間にわたるこのクラウドファンディングをさまざまなかたちで応援してくださった皆様に心より感謝申し上げます。
 
クラファンでご支援いただいたクチコミサイトのオープンは22年9月を予定しています。どうぞご期待ください。

キャンペーン中の募金もありがとうございました!

中央区、世田谷区を中心に飲食店などのさまざまな業種の店舗様にキャンペーンの周知や募金箱の設置にご協力いただきました。この募金箱を含め、期間中のイベント等でいただいた募金総額は162,125円(6月末現在)でした。ここにご報告させていただきますとともに、皆様から寄せられた温かいお気持ちに心から感謝申し上げます。頂戴しました募金は、病気の子どもとその家族の支援に大切に使わせていただきます。

マンスリーサポーター募集中!

入院中の子どもとご家族を応援するキープ・ママ・スマイリングの活動を継続して応援する応援団「マンスリーサポーター」(毎月1000円〜)を募集しています!

お申し込みはこちらから。一度にまとめて寄付する都度寄付も受付中です!

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