2015年11月1日 ミールプログラム@マクドナルド・ハウス東大
第3回ミールプロジェクトを実施
11月1日(日)第3回ミールプロジェクトを実施しました。今回は、東大病院そばにあるドナルド・マクドナルド・東大ハウスにて行いました。
病気治療のためにファミリーハウスへ滞在しているご家族へ夕食を提供する目的で始まった、病児ママサポートによるボランティア活動も3回目。今回は理事メンバー含む合計6名で30名分の夕食を作りました。
10周年記念で建設された「ドナルド・マクドナルド・ハウス 東大」
東大ハウスが建設されたのは2011年12月。日本で初めてハウスが設立され、10年目の記念として建てられました。
趣のある東京大学の構内に建設された瀟洒なハウスには、現在12室が備わっています。個室のほか共有スペースにはリビング、ライブラリーコーナー、キッチン、洗濯ルームなどが完備され、遠方から治療のために訪れた家族は、1日1,000円で宿泊することができます。
東大病院には、全国から難病を抱える子ども達が多く集まり、治療は長期に及ぶことも。一番辛いのは子ども達ですが、治療をサポートする家族の負担も大きいのが現実。そんな家族を支えるハウスの運営は、200名以上の登録ボランティアによって支えられています。
「ハウスに滞在していた子が元気になってくれた手紙を壁に貼り出しています。やはり、病気を克服したお子さんやご家族からの応援が何よりも滞在者の励みになるようです」と、ハウスマネジャーの弘中さん。
炊き込みご飯と豚汁に芋ようかん。秋らしいメニューに。
キープ・ママ・スマイリングが提供するミールプログラムのメニューは、「栄養の偏りを正せて元気が出る食事」がコンセプト。看病をしているご家族は子どもの治療が最優先になるため、自分の食事は二の次になることが多いのです。そのため、食べてホッとする、またちょっと頑張ろうと思えるメニューを栄養士の資格をもっている人に考えてもらっています。
今回のメニューは、ぎんなんときのこの炊き込みご飯と具だくさんの豚汁、わかめとかぶの酢の物。デザートには、紫芋と安納芋を使った手作りの芋羊羹をご用意しました。
3回目の提供ともなると、私たちも具材のカットや味の調整などだいぶ要領がつかめ、手際も早くなったので、3時間弱で30名分の料理を完成させました。