クラウドファンディング挑戦中!
子どもの入院の多くは突然の緊急入院。
なんの準備もなく不安とともに始まる“付き添いの夜”を支えたい——。
必要なものをぎゅっと詰めた付き添い生活応援パックライトを、全国5000人に届けよう!
いつも温かな応援をありがとうございます。
認定NPO法人キープ・スマイリングです。
6月15日(日)は父の日です。
このタイミングで、“付き添いパパ”にアンケートを行い、初めて声を集めました※。忙しいなか、ご協力くださった全国67名のお父さん!本当にありがとうございました。(※これまでに「付き添い生活応援パック」を応募された約8000人に送付)
この5月、私たちは団体名から「ママ」の2文字を外し、キープ・スマイリングと改称しました。 設立当初は「付き添い=ママ」が当たり前でしたが、今ではパパの姿も多く見られるようになったことが、背景のひとつにあります。実際、付き添い生活応援パックの申込者における男性の割合は、2021年から2025年で約2倍に増加(※)しました。日々のやりとりの中でもパパの存在を実感する場面が増えています。
(※2025年も申込者の9割は女性名義ですが、交替などで付き添っている潜在的なパパ比率はもっと高いと想定しています)
付き添いで感じる苦労や幸せは、基本的にはお父さんもお母さんも一緒。
慢性的な寝不足、まともに取れない食事、お金の不安…子どもの病状に一喜一憂する日々に不安定になりながらも、「一緒にいられる時間は幸せだった」という想いも綴られていました。
その一方で、男性特有の苦労もいくつか見られました。
✔️ママが付き添う前提の環境
―付き添い用ベッドが小さく足が出る。寝るのが大変。
―男性は院内にお風呂がない。トイレも病棟の外で遠くて不便だった。
✔️精神的な孤立
―頼れる男性の看護師や付き添い者が少ない。
✔️男女同室による互いの負担
―他の付き添い者がほぼ女性。大部屋は気を遣う場面が多かった。
―女児と同室にしないなど、特別な配慮を必要とされた。
✔️周囲に理解されづらい
―病院から何度も「いつお母さんに代われますか?」と聞かれ、圧を感じた。
―職場で理解されず心苦しい思いをした。
巡回の音や不安で眠れない。慢性的な寝不足 /コンビニごはんばかりで心が折れそうになった/仕事と付き添いの両立で時間が足りない /経済的な不安(父子家庭で仕事を辞めたなど) /子どもの病状に一喜一憂し、精神的に不安定に /人としての基本的な生活がままならず、衝撃を受けた /それでも、子どもと一緒にいられる時間は喜びだった
同じ“付き添いパパ”だけでなく、妻や子どもたち、そして私たちに向けても心のこもったメッセージが寄せられました。
仕事との両立に職場の理解も必要で、板挟みになりやすいと思います。無理はしないでください。母子の体調も心配になるとは思いますが、生活をしていく上でお金も大事なので仕事をやや優先に。
病院によっては付き添い交替ができないところもあるかもしれませんが、ストレスが溜まらないよう、家族と協力しあって、ママのことも労わってあげてください。
自分の不安な気持ちを吐き出せる相手を見つけて下さい。長期入院の方は、気持ちの整理や余裕が出たら、まわりのご家族と話をしてみて下さい。近しい境遇の方たちなので、変に気を使わずに病気のことを話せて私は気持ちが楽になりました。
キープ・ママ・スマイリングさんにはお世話になりました。でも、この名前を聞いたときも、やっぱり僕は含まれていないのかという疎外感を少し感じていたので、名前が変更になったと聞いて嬉しいです。
出口の見えないトンネルの中、健気に治療を乗り越えようとする我が子、ずっと付き添い続けてがんばる奥さん、そして、残された子どもたち、日々の暮らしを守りながら仕事に励むお父さん――本当に大変な思いをされていることと思います。どうか、気持ちを抱え込まず、我慢し過ぎず、ときに誰かを頼りながら過ごせるように願っています。必ずどこからか光が見えてくると信じます。
残念ながらここでは一部しか紹介できませんでしたが、たくさんのエールをありがとうございました。「弱音を口にしにくい」と言われることの多い男性からの率直な言葉に、胸を打たれる思いがしました。
「ママ向けの支援に見えて、疎外感を感じてしまった」そんな耳に痛い声も届きました。
アンケートコメントを一つひとつ読みながら、私たちの活動も、付き添い環境自体も、まだまだ改善しなければいけないという想いをいっそう強くしています。
お父さんも、医療者の皆さんもーー病気の子どもとそれを支えるみんなをまるごと笑顔にしたい。「Keep Smiling」という新しい団体名にはそんな思いを込めています。
私たち自身も支援内容を真摯に見直しながら、引き続き社会や医療現場へ積極的に働きかけていきます。くじけずたゆまず、共に歩んでまいりましょう!
子どもの入院の多くは突然の緊急入院。
なんの準備もなく不安とともに始まる“付き添いの夜”を支えたい——。
必要なものをぎゅっと詰めた付き添い生活応援パックライトを、全国5000人に届けよう!