活動レポート
2025.12.05ニュース

認定NPO制度の未来を語るイベント「ignite!」のセッションに理事長・光原が登壇

11月7日、東京・丸の内の東京商工会議所で開催された     認定NPO法人のカンファレンス「ignite!」(主催:日本NPOセンター)のセッションに、理事長の光原ゆきが登壇しました。

光原は「認定NPO法人白書」を作成したNPO会計税務専門家ネットワーク理事長の脇坂誠也さんと、当団体の認定取得を支えてくださったNPO法人セイエンの関口宏聡さんという、この道の第一人者のお二人と共に「認定制度のこれまでと未来 認定NPO法人制度の課題と次の一手」をテーマにしたセッションに登壇。

「認定NPOって、そもそも何?」という根本から、制度がもたらす信頼と共感の循環、そして認定NPO制度の課題について、熱い対話が繰り広げられました。

そもそも「認定NPO」とは?

認定NPO法人とは、高い公益性を持つと認められ、税制優遇措置を受けられるNPO法人のこと。寄付文化を社会に根づかせるために設けられた認定制度で、運営の透明性・公益性・信頼性が一定の基準を満たしたNPO法人に対して国や自治体が「認定」を与えます。

現在、日本全国で認定を受けているNPO法人は約1,300団体、全NPO法人の約2%のみとまだまだ少ないのが現状です。

理事長・光原が考える、認定の「意味」と「責任」

光原は、認定の「意味」と「責任」について以下のように話しました。

認定を受けるということは、活動を社会に開く、という覚悟。透明性を高める努力は手間もかかりますが、それが『寄付する人』と『支援を受ける人』をつなぐ安心の土台になります。また、「小児入院の付き添い家族」というまだまだ知られていない課題を社会に伝えるうえでも、認定によって“信頼性のある声”として発信できるようになったことは、今後の活動への大きな一歩になったと感じます。認定NPO法人として東京都に認定いただくまでのプロセスは、組織としての基盤を強める上で必要なものだったといえます。

話が尽きないグループディスカッション 

脇坂さん・関口さんのご講演後のセッションでは、近くの方々とグループを組み、認定NPO法人に所属する方や、これから認定取得を目指す方同士で意見交換を行いました。予定時間を過ぎても話が止まらないほどの盛り上がりで、立場は違っても、それぞれに課題や葛藤があることを改めて共有できた時間でした。 

また、認定取得・更新には大きな負担が伴う一方で、そもそも認定NPO法人の認知度がまだ十分ではないという課題も浮き彫りに。寄付者が安心して寄付できる仕組みとして、この制度の価値がもっと広がるよう、私たち自身も微力ながら貢献していきたいと思いました。

キープ・スマイリングの原点とこれから

キープ・スマイリングは、入院中の子どもに付き添う家族を支援する認定NPO法人です。「食べられない・眠れない・安心できない」という病院での付き添い環境を少しでも改善したい。そんな一人の親の経験から始まった活動は、今では全国の病院・企業・市民をつなぐネットワークへと広がっています。

認定NPOは“信頼”の証であると同時に、“つながりの起点”です。私たちはこれからも、寄付や共感が循環する社会の一部として、付き添う家族の笑顔を支えてまいります。

登壇のお声がけをくださったIgnite!主催の株式会社コングラント様に御礼申し上げます。

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