「付き添い」をテーマにした勉強会を開催、150名がお申し込み

2025年10月30日、小児病棟わくわく応援団が開催する「小児病棟わくわく勉強会」の一環として、キープ・スマイリングと武庫川女子大学 看護学部看護学科 教授・藤田優一さんとの共同企画 「こどもが入院する時の『付き添い』とは〜これまでの付き添い研究のまとめと付き添い環境改善事例紹介〜」を開催。ゲストには、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院より、小児看護専門看護師の後藤美名子さんをお迎えしました。
今回の勉強会には、医療に関わる方をはじめ、教育関係者、支援団体、子育て中の方など幅広い立場の皆さまから150名もの申し込みがあり、大盛況となりました。
藤田先生からは、「付添婦」という職業が存在した戦後から現在までの“付き添い”の歴史を紐解くお話をいただき、初めて知る内容も多く、参加者の関心を集めました。
後藤さんからは、勤務先の病院で行われている具体的な取り組みをご紹介いただきました。付き添い用ベッドの見直しや入浴環境の整備、さらに10月に導入されたばかりの「付き添い食」について、運用上の課題や利用者から寄せられた感想などを率直にお話しくださいました。
病院スタッフとともに、小児病棟の環境をより良くしたい—思いを同じくする参加者の皆さんからは、「研究発表や診療報酬改定が後押ししてくれたという話を聞き、諦めずにチャレンジし続けることの大切さを感じました」「過酷な付き添い入院の現場に何かお手伝いができないかなと考えて動いていたところ、この勉強会に行き着きました。近隣にお住まいの方もいらしたので、一緒に活動できたらと思います」「このような活動を通して、臨床で働く医療従事者に夢や希望を与えてもらえると嬉しいです」といった感想が寄せられ、多くの学びと共感が生まれた、濃密な1時間半となりました。


