活動レポート
2024.08.18ミール・食支援

「タケダ・ウェルビーイング・プログラム2023」の活動を完了しました

「小児病棟付き添い食支援連絡会 えんたく」を設立。連続勉強会や新たに食支援を始める団体のサポートも実施

私たちが培ってきた「ミールdeスマイリング事業」の仕組みを全国に普及することで各地のNPO団体と協働しながら付き添い者の食に関する社会的課題を解決し、地域で病気の子どもとその家族を支えるサポーターを育成していくことを目指す活動に対して、2022年度より「タケダ・ウェルビーイング・プログラム」の助成を受けています。23年度も継続助成していただき、6月末に活動が完了いたしましたので、ご報告します。

<2023年度に本プロジェクトで実施した活動>

1.「小児病棟付き添い食支援連絡会 えんたく」の設立
2.「付き添い食を提供したい人・団体のための運営ノウハウ連続講座」(5回)の実施
3.医療機関に対する食支援情報の提供
  (医療機関のための付き添い食支援ガイドブック/食支援カレンダーの制作)
4.付き添い食支援活動 新規サポートの実施
  (宮城県立こども病院、筑波大学附属病院、ドナルド・マクドナルド・ハウスとちぎ)

 22年度は全国6か所でパイロット事業を実施し、継続的な活動につながった地域も複数あった半面、支援事業を続けるうえでの共通の課題にも直面しました。そこで23年度はパイロット事業に参加したNPO団体を中心に11団体で食支援連絡会を立ち上げ、運営ノウハウを共有する勉強会を5回シリーズで開催しました。勉強会には、患者・家族支援団体を中心に病児の家族、医療関係者など毎回30~50名が参加し、この参加者の中から、私たちのサポートにより付き添い食支援を始める団体が新たに出てきたことは大きな成果であったと認識しています。本プロジェクトにより付き添い食支援を開始した団体は、22年度と合わせると全5団体になりました。

 また、令和6年度診療報酬改定により小児入院医療管理料を算定する医療機関は付き添い者の食事や睡眠などの付き添い環境の改善に取り組まなければならなくなったことから、医療関係者の理解と認識を深め、改善のヒントにしていただけるよう「医療機関のための付き添い食ガイドブック」(小児病棟付き添い食支援連絡会 えんたく編)を作成しました。このガイドブックは、全国の小児主要病院ほか約500施設に郵送いたします。

 本プロジェクトは、これまでの成果を高く評価していただき、24年度も継続助成されることが決定しています。今年度も、ゆるやかな連帯のもと、各地域で食支援を行う仲間を増やし、病気の子どもとそのご家族を支える活動に取り組んでまいります。

新規サポート(3団体)

宮城県立こども病院×NPO法人アンドブライツ

筑波大学附属病院×HiStar’Snow☆Tukuba

ドナルド・マクドナルド・ハウスとちぎ×にこのほっこりごはん

小児病棟付き添い食支援連絡会 えんたく 発起人/幹事団体(敬称略・順不同)

【宮城県】 NPO法人アンドブライツ
【茨城県】 患者・家族支援団体HiStar’Snow☆Tukuba
【群馬県】 付き添いパパママ応援キッチンカー fufufu-soup
【東京都】 NPO法人キープ・ママ・スマイリング
【神奈川県】認定NPO法人スマイルオブキッズ
【愛知県】 小児がんファミリーピアサポーター和樂~waraku~
【広島県】 インクルーシブ交流&付き添い入院応援「ぽこぽこトレイン」
【香川県】 お接待ミールall in 香川
【福岡県】 NPO法人福岡ファミリーハウス
【大分県】 大分県医療的ケア児者の親子サークル ここから
【沖縄県】 一般社団法人Kukuru

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