ミールdeスマイリング
付き添い家族を「食」で支援
私たちの原点ともいえる活動です。毎月手作りの食事を提供したり、地域の飲食店様と協働して病院にお弁当を届けています。また、同じ志を持つ団体と共に小児病棟での付き添い食提供の輪を広げる活動も行っています。
支援活動「ミールdeスマイリング」の背景
多くの病院では、付き添う家族には食事が出ません。子どもが眠った隙に院内のコンビニや売店に走り、自分の食事を調達しています。栄養も偏りやすく、約半数が体調を崩すというデータもあります。(※)
また、子どもの病気によって経済的にも精神的にも余裕がなくなり、「自分の食事は節約のため減らす」という方がいることもわかっています。
3食を食べない理由(n=973)※
食事の調達方法(※)
※出典 「入院中の子どもに付き添う家族の生活実態調査2022」 より
ミールdeスマイリング活動紹介
入院中の子どもに付き添うご家族に、さまざまな形で食事を提供しています。栄養バランスがよく、病棟暮らしでも季節を感じられるもの、そして何より心が嬉しくなるものを届けようと工夫しています。
ファミリーハウスでの調理
2015年の夏より、入院中の子どもに付き添うご家族が滞在する施設「ドナルド・マクドナルド・ハウスせたがや」にて、手作りの食事を提供する活動を続けています(ほぼ毎月実施)。プロの料理家の指導を仰ぎながら、ボランティアスタッフと共に心をこめて調理しています。高校生以上の学生ボランティアが参加できる「高校生ミール」も実施しています。
小児病棟へお弁当をお届け
地域の飲食店様と協働して、聖路加国際病院や東京医科歯科大学病院、ドナルド・マクドナルド・ハウスふちゅう、同・東大へも、お弁当を定期的にお届けしています。(2023年5月までにのべ7,500名以上)
佐賀大学医学部附属病院へもお弁当をお届け
さまざまな形での食支援を実施
「タケダ・ウェルビーイング・プログラム2022」の助成を受け、小児病棟での食支援を全国に広げるために、さまざまな形のパイロット事業を展開しました。
キッチンカー@神奈川子ども
神奈川県立こども医療センターのボランティア団体「ちあふぁみ!」との共同企画・運営として、キッチンカーを呼んで出来たての食事を提供する取り組みを実施。
院内イベントに、ミールセットをプレゼント
病院からのご要望に応え、夏祭りやクリスマス会など院内のイベントに、缶詰や企業様からの贈り物の詰め合わせを無償でお届けしています。
お接待ミールin香川
香川県下の社会福祉法人や大学等と協働し、県内の病院や自宅で医療的ケア児を育てる家族に、特別に調製した「お接待ランチBOX」50食を届けるプロジェクトを実施。
全国各地のNPO10団体とともに設立!
「小児病棟付き添い食支援連絡会 えんたく」
2023年、同じ思いをもって活動する仲間づくりと、小児病棟における付き添い食提供の普及を目的に発足しました。食支援活動についての情報交換や運営ノウハウ共有のための連続講座などを実施しています。