活動レポート
2022.11.18ミール・食支援

病気の子どもや医療的ケア児を育てる家族を「食」で応援するプロジェクト<お接待ミール㏌香川>を実施しました!

香川県全域を対象に「お接待ランチBOX」50食をお届け

NPO法人キープ・ママ・スマイリングは、香川県下の社会福祉法人、大学等と協働して、香川大学医学部附属病院、四国こどもとおとなの医療センターに入院中の子どもに付き添う家族、ならびに自宅で医療的ケア児を育てる家族に、特別に調製した「お接待ランチBOX」50食を届けるプロジェクトを10月24日に実施しました。

香川県全域を対象に、地域を上げて病気の子どもや医療的ケア児を育てる家族を支援するプロジェクトは県内初の取り組みとなりました。

香川県の「お接待」文化で、病児の家族をおもてなし

今回、香川県でこの活動を行うことになったのは、かねてより私たちの食支援活動をサポートしてくださっている米澤文雄シェフが「瀬戸内国際芸術祭2022」の県内周遊事業「おいでまい祝祭2022~心がつながる街ごとアート~」に合わせて、高松市で開かれる食イベントに参加されたことがきっかけでした。
 
香川県には、四国八十八ヶ所を旅するお遍路さんを温かくもてなす「お接待」と呼ばれる風習が古より代々受け継がれています。そこで、このお接待文化にちなみ、付き添い中の家族や医療的ケア児を育てる家族を、地域の力を結集しておもてなしをする「お接待ミールin香川」を計画しました。

さまざまな食材が使われ、彩りも豊かな特製弁当と米澤シェフ(写真右)のスペシャリテ

当日は、地元の社会福祉法人やまびこ会西ハゼ事業所による特製弁当、米澤シェフによる特製スペシャリテ、香川短期大学生活文化科食物栄養専攻の学生が作った特製スイーツなどを詰め合わせた「お接待ランチBOX」を用意しました。

お接待ランチBOXのお品書き

・特製弁当(社会福祉法人やまびこ会西ハゼ事業所)
鯖のおろし煮、鶏の香味焼き、卵焼き、焼売、もやしと揚げの金平、鳴門金時の甘露煮、ポテ玉チーズ、人参変わり和え、キャベツの酢の物、おにぎり(海苔さけ・ひじき梅)

・特製スペシャリテ(米澤文雄シェフ)
柿とニンジンとかぶのサラダ(オレンジマスタードドレッシング)、南瓜とスパイスのメープルポタージュ

・特製スイーツ(香川短期大学生活文化科食物栄養専攻の学生)
高瀬茶カステラ

地域の人々が助け合うことで実現したサポート

配布当日には、ランチBOXの仕上げ作業が行われた会場で、地域の小児医療を担う基幹病院の医師をゲストにお招きし、啓発トークイベントを開催しました。専門家から香川県内における病気の子どもや医療的ケア児とその家族の現状、支援の状況をお聞きしたうえで、地域の人々が助け合うことで可能なサポートの方法を話し合いました。

四国こどもとおとなの医療センター 横田一郎先生(写真左)、香川大学医学部小児科教授 同大学医学部副医学部長 日下隆先生(写真中)、当団体理事長・光原ゆき(写真右)

用意されたランチBOXは、香川県立保健医療大学の教員・学生ボランティアと訪問看護師の皆さんのご協力のもと、香川大学医学部附属病院に入院中の子どもに付き添う家族に50食、四国こどもとおとなの医療センターのご家族に25食、自宅で医療的ケア児を育てるご家族に5食をそれぞれお届けしました。

お母さんたちから寄せられた喜びの声

ランチBOXを受け取ったお母さんたちから、アンケートに寄せられた声を一部抜粋してご紹介します。

付き添い中は、パンやレトルト、簡単なお弁当ばかりで過ごす日々でしたが、今回提供していただいたお弁当は、見た目もきれいで、今日が特別な日に感じられました

何回か子供の入院に付き添いましたが、一日一回食べるのも大変でした。病室にいながらご飯があるというのは、それだけでゆとりと安定がもたらされることなのだと実感しました。手書きのメッセージカードに、人の温もりを感じたとき、やり抜こうという強い気持ちが生まれるのだと気がつきました。

普段自分が食べる分には何でもいい。と思っていた私には、肉、魚、野菜とたくさんのおかずで彩られていて、豪華すぎるほどのお弁当で、どのおかずも美味しくいただきました。久々にランチのような気分を味わうことができました。

この取り組みをネットで見たことがあり、まさか自分があのお弁当を食べる日がくるとは思いませんでした。長期入院は二度目ですが、一度目は初めてのことだらけで、ご飯はコンビニ食。体調を崩しました。こんなに野菜がとれて、美味しくて、そして付き添いが大変だと分かってくれる人からの支援に涙がでそうです

地域の力でご家族に笑顔と元気を

本プロジェクトでは、ご家族を「食」で支援するとともに、子育てに困ったときに適切なサポートが受けられるよう地域の子育てに関する社会資源の情報も合わせて提供しました。
 
当日の模様は、香川県を拠点とするテレビ局・RNC西日本放送の情報番組や四国新聞で取り上げられ、地域の人々に病児・医療的ケア児とその家族の現状を広く知ってもらう啓発の機会となりました。
 
本プロジェクトの実現のためにご尽力いただきましたすべての関係者の皆様に、厚く御礼を申し上げます。私たちはこれからも、病気の子どもを育てるご家族に心を寄せる地域の皆様とともに、ご家族を支える活動に取り組んでまいります。

米澤シェフ、香川県立保健医療大学、香川短期大学の教員・学生ボランティアの皆さん、
キープ・ママ・スマイリングのスタッフ

この取り組みは「タケダ・ウェルビーイング・プログラム2022」の助成事業として実施されました。

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