理事長メッセージ・スタッフ紹介

理事長メッセージ

2009年、私は初めての出産と同時に病児の母となりました。
いくつもの病院で付き添い入院をする中で体験し、見聞きしたことがこの活動の原点です。お母さんやお父さんは子どもが元気になるためにチーム医療の重要なポストを担っているのに、食事や睡眠などへのサポートは充分ではなく、自分を後回しにするうちにいつしか笑顔が消え、倒れてしまう人が大勢いました。

全国には入院するこどもが年間約2万人います。こども本人もきょうだいも安心して親に会え、親も笑顔で付き添える環境を目指して私たちは活動しています。入院中の子どもも親も家族みんなが笑顔でいられるように、私たちの活動へのご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

認定NPO法人キープ・ママ・スマイリング
理事長 光原ゆき

スタッフ紹介

キープ・ママ・スマイリングで笑顔で働くスタッフを紹介します。

光原 ゆき(みつはら ゆき):理事長

1996年一橋大学卒業後、株式会社リクルートへ入社。メディアプロデュース、人事、ダイバーシティ推進業務に従事。先天性疾患を持つ娘を出産後、育児休暇中に亡くした経験から、2014年11月に現団体の設立、理事長に就任。病児と家族の応援の輪を広げるため、企業や学校、イベントなどで講演も多数行っている。
東京大学医療政策人材養成講座(HSP)3期生、キャリアカウンセラー、認定ファンドレイザー。座右の銘は人間万事塞翁が馬。

インタビュー記事はこちら

「たまひよweb」

「Well-living Lab」

梅沢 元彦(うめざわ もとひこ):理事

株式会社ムーンファクトリー代表取締役社長。
小学校の頃は神童と呼ばれていた少年が高校にあがる頃には旅と音楽とコンピューターにどハマりして4年かけて卒業する羽目に。東京農業大学農学部で樹木と虫を研究してから、外資系コンピューターメーカーに就職。20代最後の年にIT会社を設立し今に至る。趣味は生きもの探しと魚つり。周りの素晴らしい仲間たちに生かしていただいて感謝の日々です。

若かりし頃に祖母や叔母の介護を通して強く思ったことは、「生きるって楽しいな」と思える日々をあまねく全ての人たちに感じてもらいたいということ。まずは身近な人たちから、それが伝播していつかはあまねく世界の人たちが「しあわせだなあ」となればいいなと心から願っています。美味しいトンカツのお店も随時探しています。
設立時より理事として参画。

白木 美和子(しらき みわこ):理事

1996年早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。
営業、企画、事業運営に従事。
夫の海外転勤に伴い退職、海外で5年過ごす中、ボランティア活動に参加。
帰国後、キープ・ママ・スマイリングのスタッフとして参画、2021年7月より理事に就任。

私自身、次男が出産直後にNICUへ入ることになり、マクドナルドハウスにお世話になった経験があります。
子どもの入院付き添いは、突然にやってきます。そんな時に、ご家族のみなさんにとって頼れる団体として認識頂けるよう、皆さんの声をしっかりと聞き、寄り添い、活動を継続してまいります。ご支援の程、宜しくお願いいたします。

田中 裕美子(たなか ゆみこ):理事

1996年青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒業後、(株)ワーナーミュージック・ジャパンで邦楽プロモーター及び洋楽ディレクターを担当。
2007年明治大学法科大学院卒業、2009年弁護士登録。企業法務から一般民事事件まで幅広く取り扱う。
設立時より監事として参画、2024年7月に理事に就任。

団体の活動状況等の監査業務を設立から担当してまいりました。24年度からは理事として病児のご家族支援の拡充に貢献することができればと思っております。

三浦 真(みうら まこと):監事

2006年東京大学経済学部卒業。2007年監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ) 東京事務所入所。2011年公認会計士登録。

2015年より法律事務所に所属して弁護士・弁理士・司法書士と一緒に仕事をしています。顧問・社外監査役を受任して企業経営のサポート等をさせていただいております。
公認会計士としての専門性を生かして監事の職責を果たし、病気の子どもを育てるお母さんとそのご家族を支援するNPO法人の働きを支援させていただきます。よろしくお願いいたします。

大久保 佳美(おおくぼ よしみ)

2001年横浜国立大学教育学部卒業。新卒で外資系総合商社にて勤務後、BtoBマーケティング会社にて事業責任者を経験し、デジタルマーケティング会社を共同創業。現在は個人事業主として営業支援、BPO、業務オペレーション改善などの支援をしています。
子どもの長期入院の付き添い生活をきっかけにキープママを知りました。自身の付き添い生活の中で感じた、子どもの健康に関する不安、家に残してる子どもへの想い、不規則な食と睡眠環境、社会との隔絶、孤独…今、まさにそんな環境にいるご家族に対して少しでも優しい環境、社会を実現できるよう微力ながらお力添えできればと思っています。

大澤 ひろみ(おおさわ ひろみ)

生後しばらくして先天性免疫不全症NEMO遺伝子欠損症と診断された息子の病気を治すため骨髄移植を経て、体調が安定するまで、長期の入退院を経験しました。
息子本人は病院育ち!と明るく言っておりましたが、成長するにつれ言葉では表せないほど切ない思いの連続でした。
学校に行けない時期が続いて不安でたまらない時、きっとどこかに息子と同じ状況の子がいるはずだと思いましたが、当時はSNSがなく出会えませんでした。
付き添い家族への食支援、そして、不安と闘う全国の付き添い家族が情報共有できるサイト「つきそい応援団」は、当時の私の求めていたものでした。
私たちの活動を、1人でも多くの頑張っているご家族にお伝えし、不安な気持ちに少しでも寄りそいながらこれからも活動していければと思っております。

折原 直子(おりはら なおこ)

2003年武庫川女子大学健康スポーツ科学専攻修了、同年公立中学校勤務
2004年株式会社リクルート勤務、夫の海外転勤に伴い、海外生活を経験
帰国後、ヨガインストラクターとして都内で活動中。キープ・ママ・スマイリングの理念に共感し参画
自身も我が子の付き添い入院の経験がある中で得た気づきを活動を通して、みなさんがおこさんとともに笑顔に過ごせる環境を寄り添いながらサポートをしていきます。よろしくお願いいたします。

国武 敦子(くにたけ あつこ)

1996年に大学卒業後、総合電機会社に入社し人事労務研修等に従事。夫の海外赴任に帯同し中国で過ごしたのち帰国、コンサルティング会社でバックオフィス業務を担当。
その間、2012年に息子を授かるもNICU含めて新生児病棟で8か月程付き添い生活を送る。入退院を繰り返し、息子は2歳4か月で天国へ。
病院でのボランティアをして過ごす中で、当団体の活動を知り、同時期に子どもを亡くしながらもNPOを立ち上げた理事長光原に感銘を受け、医療ケア児に関することに関わりたいと、2021年3月より活動に参加。
急に子どもが重い病気や障害をもつと生活が一変し、手探りな状態で、様々な助けを得ながらも、見通しづらい生活になります。そんな中で、付き添うご家族に少しでも寄り添い、ホッとした時間を持ってもらえるよう活動して参ります。

児玉 章代(こだま ふみよ)

2014年に妹が急性白血病で亡くなり、生前ボランティア活動をしたかった妹の遺志を受け継ぎたいと思っていました時に、嬉しいご縁を頂き運営メンバーとなりました。
活動を通して妹との心のつながりを感じながら、今とこれから生きていく私の支えになっています。ママ達の笑顔がこれからもっと増えますように、微力ながら頑張って参ります。

小林 映子(こばやし えいこ)

娘の長期入院の付き添いを経験しました。あの時の不安な気持ちやストレスは、20年以上経った今でも忘れることがありません。
娘が無事に成人式を迎え、やっと心配することから解放された今、同じような思いをされている付き添いご家族のために少しでも支援ができればと思い、この活動に参加しています。
スタッフの熱い想いと溢れ出るパワーが、付き添いに必要な情報や物資とともに届きますように。また、一人でも多くの人にこの活動を知っていただけることを願っています。

小林 かおり(こばやし かおり)

1988年、結婚・出産を機に京都精華大学中退。二児の母。離婚後、長女がインフルエンザ脳症を発症し右上下肢機能障害、知的障害になる。様々な職業を経て、株式会社リクルートにて約16年間営業職に従事。現在はフリーランスで観光アドバイザーや障がい者の就労支援事業開発に従事。2019年4月より本活動に参画。

離婚、娘の長期入院そして重度重複障害という貴重な経験で得たものを活かしていきたいと考えていた折、本活動を知りました。お母さんの「笑顔」は子どもにとって特効薬です。頑張っているお母さんに寄り添いながらサポートできるよう活動してまいります。

鶴田 惠子(つるだ けいこ)

乳幼児関係の仕事退職間際に出会った掌だけで癒せるセラピューティック・ケアは衝撃的で、その後の人生の大きな目標となりました。大切な親友と病室で過ごした時間が思い出され彼女が導いてくれたと実感じました。その関連で出会ったKMSの活動に仲間たちと躊躇いも無く参加し現在に至っています。
『手のぬくもりは心のぬくもり』を付き添いのご家族にお届けできる日が真近なことを信じ、思いを同じくする仲間達とKMS活動を続けていきたいと思います。

西ノ首 美矢子(にしのくび みやこ)

2010年頃より福祉関係で働く様になり介護福祉士の資格取得し病院や福祉施設での勤務を経て現在訪問入浴の仕事に就いてます。 また同時期に認定NPO法人日本セラピューティック・ケア協会にてボランティア活動をしています。
2022年頃キープ・ママ・スマイリングの佐賀での活動のお手伝いの話があり声を上げました。今は佐賀大学医学部附属病院で付き添い看護されている家族の元へ愛情たっぷりのお弁当をお届けしています。月1度の支援ですが一息つける時間の手助けになればと思っています。これからはセラピューティック・ケアを取り入れ更なる心のケアも届けられればと思っています。

早川 真由美(はやかわ まゆみ)

1989年東京女子大学短期大学部卒業後、株式会社ワコールにて経理業務、日本生命保険相互会社にて営業職に従事。1999年男女の双子、2003年女児出産、三児の母。

2019年にキープママスマイリングとご縁をいただき活動に参加しています。現在は主に「付き添い生活応援パック」を担当しております。
一人でも多くの方に「付き添い家族」の現状を知って応援団になっていただきたい。そんな想いを一通のメールに込めて、企業様へ連絡させていただいております。
心身ともに大変な状況で過ごすご家族が少しでもご自身をケアして癒されるようにと、ダンボールに囲まれたオフィスでスタッフ一同心を込めて毎日梱包・発送しております。
企業様と「付き添い家族」の皆様、この温かい気持ちの循環が途切れぬよう、これからも真摯に努めてまいります。どうぞ応援よろしくお願いいたします。

平川 富美子(ひらかわ とみこ)

39年間福祉施設に勤務していました。身体障害者の方達の生活介助やリハビリ支援、知的障害者の方の就労支援など4か所の転勤を繰り返しました。 退職後は、農業の手伝いをしながら義母を自宅介護する中で、セラピューティック・ケアと出会い、人を癒しながら、自分が癒されて、今に至っています。
セラピューでは子育て支援として、ママさん達にお疲れ様のマッサージをしています。同世代である付き添いご家族の皆様にも、癒しをお届けする日が来る事を願っています。

藤田 裕美子(ふじた ゆみこ)

夫の海外赴任に帯同した先で、ボランティア活動をしておりました。言語や文化を越えて、目の前の誰かが喜び、笑顔になる。それは私自身をも心豊かにしてくれる貴重な経験でした。当時一緒に活動していた仲間とのご縁がつながり、現在、ミールdeスマイリング事業や付き添い生活応援パックの準備や発送などを行っております。
付き添いのご家族の皆様が少しでも笑顔になれるよう、ご寄付くださるサポーターの皆様や企業様の思いとともに、時には明るく輝く太陽のように、時には夜空を照らす月のように、さまざまな形で寄り添い、ご支援してまいります。

藤原 佳奈(ふじわら かな)

1996年、早稲田大学卒業後、株式会社リクルートに入社。広告制作、広報、通販事業で一貫して「伝える」仕事に携わり、山梨県への教育移住を機に2013年からフリーランスに。
第一子が生後3〜4ヶ月で入院し、毎日片道2時間かけて面会に通いました。その時の孤独とよるべない気持ちが、この活動への原動力となっています。病気の子どもと家族のかそけき声を世の中に届け、支援の輪を広げるべく、メルマガ・ウェブサイト・SNSなどでの発信業務を行っています。
付き添い環境そのものが改善され、子どもが病気になっても安心して暮らせる社会に一歩でも近づくよう、微力ながら尽力してまいります。

前田 陽子(まえだ ようこ)

1989年川村短期大学保育科卒業、その後Canadaに約2年留学。帰国後、株式会社リクルートFNX事業部でアルバイト開始、他多数掛け持ちしながらCanadaと日本を行ったり来たり。その後リクルートグループ内数社に計12年勤務。40代で幼児教育業界へ転職、その後再度リクルートグループ会社へ戻り、社内報にてキープ・ママ・スマイリングの活動を知り参加。2019年4月、株式会社リクルートオフィスサポート(リクルートグループ障がい者特例子会社)へ転職、現在に至る。

とにかく料理が好きです。友達の家で集まる時にワイワイしながら作ったりしていましたが、お金を頂く仕事にはしたくなくて、そんな時にキープ・ママ・スマイリングの活動を知りました。まさに、自分が楽しく参加してお役に立てる場だと思い、お手伝いをして3年半が経ちました。日常は障がい者の人達と一緒に働いていますが、支えあう生活は誰にでもどこにでもあるものだと思っています。出来ることを無理なく続ける想いを大事に、キープ・ママ・スマイリングのサポートをしていかれたらと思っています。

水谷 尚代(みずたに ひさよ)

2000年に恵泉女学園大学卒業。新卒でアパレル商社の三陽商会に入社。その後、インテリジェンス、リクルート、SMSキャリアの法人営業職を経て現在は人材紹介に従事。キープ・ママ・スマイリングには2018年よりジョイン。

理事長光原の志に共感してスタッフの仲間入りをさせて頂きました。最初はリクルート時代の恩人である光原のイベントに気軽な気持ちで参加しました。そこで、光原の「病児に付き添った事のある私でさえ、今付き添い看病をしているママ達に何て声をかけてよいのか分からない。せめて温かいお味噌汁をそっと置いてあげたい」、理事渡辺の「食事を届けることで看病をしている方に一人ではないことを知ってもらいたい」という思いを聞き、私も付き添い看病をされている方の応援団になりたいと思い参加しました。できる事は多くはありませんがお金では買えない、束の間だけでも心がほっとする応援団でいれたら幸せです。

矢部 晴菜(やべ はるな)

夫の転勤で海外に住んでいた頃、日本人会主催のボランティア活動で、理事の白木さん、スタッフの藤田さんと出会いました。そこからのご縁が繋がって、2022年の秋からスタッフの一員となりました。
ちょうど独学で始めたばかりだったイラストレーターのスキルを活かし、チラシやステッカー、SNS用のバナーなどのデザインを担当させていただいております。病気のお子さんや、付き添うご家族の心がパッと明るく、笑顔になれるようなデザインをお届けいたします!

山本 直美(やまもと なおみ)

NPO法人子育て学協会会長、株式会社アイ・エス・シー代表。1967年生まれ。日本女子大学大学院家政学研究科修士課程修了。
幼稚園教諭を経て、1995年に株式会社アイ・エス・シーを設立し、自らの教育理念実践の場として保護者と子どものための教室『リトルパルズ』を開設。2008年NPO法人子育て学協会を設立。2022年7月当団体理事に就任、24年6月退任。

子どもたちや保護者様と触れ合う中で子どもが入院することになったことが何回もあります。子ども自身はもちろんのこと、家族にとっても不安が一杯で生活が一変します。その中でもママの負担は大きいと感じることが多くありました。ママの笑顔は素晴らしいチカラをもっています。その笑顔が消えないように、この活動を通して少しでもママの負担の軽減や支えになりたらと願っております。

吉田 真季(よしだ まき)

東京大学医学部保健学科1992年卒、医学系研究科1994年修了。株式会社野村総合研究所、日本医師会総合政策研究機構を経て、製薬メーカーにて調査研究、政策提言活動に従事。企業勤務と並行して東京大学医療政策人材養成講座(HSP)、医療政策実践コミュニティー(H-PAC)の運営に携わるなかで、キープ・ママ・スマイリングのみなさんと出会い、理念に共感してお仲間に加えていただきました。

お子さんに付き添われるご家族の献身や、ご経験を環境改善に活かしたいという真摯な思いに心を揺さぶられ続けています。みなさんがお子さんとともに笑顔で過ごせる環境をつくるために、私のスキルや経験が少しでも役立つように願いながら活動してまいります。

若林 美樹(わかばやし みき)

1996年東京医科歯科大学大学院医学系研究科博士課程を終了後、株式会社フジテレビジョンに入社。報道・情報番組を担当していた時に受講した東京大学医療政策人材養成講座(HSP)で、理事長の光原と同期(3期生)となり、NPO法人の立ち上げに参画。

医療とメディアの架け橋となる存在になれるよう、問題提起から解決に至る活動していきたいと思っています。

渡辺 千鶴(わたなべ ちづる)

1988年、京都女子大学児童学科卒業。
医療系出版社を経て、1996年よりフリーランスの医療ライターに。医療・介護分野を中心に編集・執筆に携わる。東京大学医療政策人材養成講座(HSP)1期生。HSPの縁があり、設立時より理事として参画、24年6月退任。2023年度に全国各地のNPO11団体が発起人となり設立した「小児病棟付き添い食支援連絡会 えんたく」運営を担当。

「おかげさまとおたがいさま」の精神で、みんながつながり、どんな状況にある人も誰かの役に立てる、ループを描くような活動・仕組みづくりに取り組んでいきたいと思っています。

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